ニュースリリース

2017年7月10日

国際協力機構(JICA)に当社の提案が採択されました
国際協力機構(JICA)は、「中小企業海外展開支援事業~案件化調査~」において辻プラスチック株式会社(滋賀県東近江 市、辻清嗣代表取締役)が提案する「自発光道路鋲を活用した夜間の交通安全対策にかかる案件化調査」(タンザニア)を 採択しました。
経済成長が続くタンザニアでは自動車が普及し、登録車数は 10 年間で 23 万台(2005 年)から 151 万台(2015 年)へ約 6 倍以上急増しました。一方で、道路などのインフラ整備や交通安全対策は遅れており、交通事故数や交通違反数も急増し ています。(WHO の「人口 10 万人あたりの交通事故死者ランキング(2013 年)」ではタンザニアは世界ワースト 6 位)。電 力不足に加え街路灯が少ないため真っ暗な道も多く、特に夜間は事故が起こりやすくなっています。
辻プラスチックの自発光道路鋲は、内蔵された太陽光パネルと蓄電池により日中に自動的に充電し、夜になると発光を始 める自発光道路鋲という製品です。 蓄電池使用のため電源不要で、メンテナンスフリー、10 年以上の長寿命、高輝度 LED による高い視認性が特徴です。


ケニアではすでに道路公社に対して 1,000 個の納入が決定している当社ですが、今回のタンザニアにおける調査では、同 社の自発光式道路鋲の普及にむけた事前調査として、ダルエスサラーム市役所と協力し、現地での交通事故調査や同社の 製品の適合性調査、現地の道路鋲の設置状況等を調査する予定です。
なお、本調査は、我が国の中小企業を対象とした「中小企業海外展開支援事業~案件化調査~」(※)として実施され、今 後の契約交渉を経て契約に至ったものから、順次調査を実施します。
(※)案件化調査は、2012 年度から実施されており、今回は全国で 36 件が採択。